DIARY
2014.10.07
「世界で最も罪深い1マイル」
「世界で最も罪深い1マイル」
そう呼ばれている通りが、今回の僕らの宿泊先でした。ドイツ・ハンブルクのレーパーバーン。ドイツ屈指の繁華街です。僕らがここについたのは金曜日の夜でした。ホテルの前でタクシーを降りると、通りの反対側には特設ステージが設置されており、人々で溢れかえった観客席には屋台が軒を連ねています。ステージの上では、どこぞのロックバンドが熱いパフォーマンスを繰り広げていました。その光景に若干圧倒されながら、まぁまずはとにかくチェックイン。ということで部屋に入ると、残念ながらそこはライブを観るための特等席でした...
朝まで眠れないことを覚悟しながら、スペシャリストさんとの打ち合わせへ。その後3日間連続で通うこととなった中華料理屋でのディナーのあと、レーパーバーンのレーパーバーンたるゆえんを見せつけられることとなりました。
スペシャリストさんの案内でやってきたのは、レーパーバーンにある警察署の脇の通り。そこには1メーター間隔で様々な人種の女性が並んでいます。この人たち、みんな娼婦なんですね。合法的な。
ここでお客を捕まえたら、この人たちはどこでことをなすのだろう?という疑問をいだきながら先へ進むと、そこには人だかりができていました。彼等の前には壁。そしてそこには「女性立ち入り禁止」の文字が書かれています。
「これはのぞいてみるしかないでしょう!」
ということで、立ち入りを禁じられていない男性陣で壁を抜けると、そこは天国でした...
...なんてことはなく、まぁアムステルダムあたりにあるのと同じような赤線地帯でした。どちらかというと、壁の向こうよりも路上に並んだ女性たちの方に圧倒された感はありますが、まぁ見聞を広める意味でも貴重な体験となりました。
ホテルに戻ると、相変わらずライブは続いています。ちょうどコピーバンドがColdplayのyellowをやっていたのですが、これがあまりうまくない!控えめにいってもうまくない!がっかりしてベッドに横たわると、天井にはヴィーナスがいらっしゃいました...
さすが世界一罪深いレーパーバーンのホテル。内装も凝ってますね。そんなヴィーナスに夢の世界へと誘われた僕らは、深夜まで響く騒音にも負けず、無事撮影を終えることができました。そんなレーパーバーンの思い出が詰まった「大人のヨーロッパ街歩き」ハンブルク編、いよいよ本日オンエアです。